あなた東京都の面接は、何をどこまで準備すればいい?場面指導もあるって本当?
東京都教員採用試験の第二次選考では、個人面接が行われます。
過去の実施例では、面接票をもとにした質問に加え、学校で起こり得る状況への対応も聞かれています。志望動機だけを覚えても、十分とはいえないんですよね・・・。
東京都の面接対策は、面接票・東京都の教育・過去質問・場面対応の4つを組み合わせて進めます。
質問集の暗記ではなく、自分の経験と東京都が求める教師像を重ね、追加質問にも自分の言葉で答えられる状態を目指しましょう。
この記事では、最新の公式情報と過去の受験情報を分けたうえで、東京都の個人面接に向けた準備方法を解説します。
東京都教員採用試験|面接の概要
現時点で公表されている「令和8年度東京都公立学校教員採用候補者選考(9年度採用)」では、第二次選考として個人面接が実施されます。
2026年実施分の面接日は、8月15日・16日・17日のうち指定された1日です。公式FAQでは、集合から終了まで最大3時間程度かかると案内されています。
最新の実施要綱で確認できるのは「個人面接」という形式です。過去の受験情報では、面接時間は30分程度、面接官は3人、面接票に基づく質問と場面指導が行われています。年度によって変わる可能性があるため、受験時は第二次選考案内を必ず確認してください。
実施要綱や当日の注意事項は、東京都公立学校教員採用ポータルサイトで確認できます。
東京都の面接で意識したい4つの内容
東京都は「教育に求められる教師像」として、次の4つを示しています。
子供への愛情、責任感、倫理観、人権意識
温かい心、柔軟な思考、コミュニケーション
学び続ける姿勢、理解する力、教科指導力
協働性、挑戦する姿勢、危機管理
これらを一字一句覚えて言う必要はありません。
大切なのは、自分の経験や考えを話した結果として、どのような教師になろうとしているのかが伝わることです。
東京都の言葉を回答へ無理に詰め込む人は多いです。でも、それだけだと暗記した印象になりやすいんですよね・・・。僕なら、まず自分の経験を話し、その経験が教師像のどこにつながるかを確認します。
東京都の面接で聞かれた過去問
ここからは、過去の受験者から確認できた質問を分野別に紹介します。
同じ質問がそのまま出るとは限りません。質問を「志望理由」「人物・経験」「教育実践」「学校での対応」に分け、自分ならどう答えるかを考えてください。
志望動機・東京都への理解
- 東京都を志望した理由は何ですか
- 東京都の魅力は何ですか
- 東京都と他の自治体で違う点は何ですか
- 東京都が求める教師像をいくつ知っていますか
- 教師を目指したのはいつからですか
- どのような教師になりたいですか
「東京は学校数が多いから」「研修が充実しているから」だけでは、ほかの受験者と似た回答になります。
東京都の教育目標や教師像を確認し、自分が大切にしてきたこと、採用後に取り組みたいことまで説明しましょう。
自己PR・経験・人との関わり
- 自己PRを30秒でしてください
- これまでに成し遂げたことはありますか
- その経験を教員としてどう生かしますか
- 教育実習で何を学びましたか
- 考えの合わない人とどのように接しますか
- 困ったときは誰に相談しますか
- 得意なことは何ですか
東京都の教師像には、幅広いコミュニケーション能力や協働性も示されています。個人の頑張りだけで終わらず、周囲とどのように協力したかまで話せるようにしてください。
授業・学級経営・生徒指導
- 子供たちに成功体験を積ませるために何をしますか
- 授業で大切にしたいことは何ですか
- 学級づくりで意識したいことは何ですか
- 保護者との信頼関係をつくるうえで何を大切にしますか
- 経験のない部活動を任されたらどうしますか
- 子供の小さな変化にどう気づきますか
教育実践について答えるときは、理想だけで終わらせないことが大切です。「観察する」「記録する」「本人から話を聞く」「学年や管理職へ相談する」など、行動がわかる表現にします。
場面指導では「一人で解決しない」
過去の東京都の面接では、学校現場の具体的な状況を示し、どのように対応するかを問う質問が確認されています。
授業中に騒ぐ子供へ指導したところ、大声を出した
子供の顔にあざのようなものがあることに気づいた
子供から連絡先を交換してほしいと言われた
いじめの加害側の子供と保護者へ対応する
学級の様子がわからないと保護者から相談された
部活動の音について地域住民から連絡があった
場面指導で見られるのは、派手な解決策ではありません。子供の安全と気持ちを確かめ、事実を確認し、学校として対応する姿勢が必要です。
虐待、自傷、いじめなど安全に関わる場面を、担任一人で判断して終わらせないでください。子供の安全を優先し、管理職や養護教諭、スクールカウンセラーなどと情報を共有して組織で対応します。
場面ごとの考え方と練習方法は、場面指導の記事で詳しく解説します。
東京都の面接票から質問を予測する
過去の面接では、提出した面接票の内容をもとに質問が展開されています。
書類を提出して終わりにせず、一文ごとに追加質問を考えておきましょう。
| 記載した内容 | 予測する追加質問 |
|---|---|
| 東京都を志望する理由 | なぜ東京なのか/どの取組に関心があるか/採用後に何をしたいか |
| 自己PR | その強みが表れた経験/周囲からの評価/学校でどう生かすか |
| 教育実習・講師経験 | 困ったこと/自分が取った行動/次に改善したいこと |
| 得意分野・活動 | いつから続けたか/子供へどう還元するか/苦手なことへの対応 |
たとえば「粘り強さが強みです」と書いたなら、面接官は「どんな場面で発揮したのか」「うまくいかなかったときはどうしたのか」と掘り下げられます。
面接票の各項目に対して、次の3つをメモしてください。
東京都の面接対策を進める5STEP
「質問はわかったけど、何から始めればいい?」という人は、次の順番で準備してください。
- STEP 1東京都の公式情報を読む
教育目標と4つの教師像を確認し、共感する内容と理由をメモします。
- STEP 2面接票を完成させる
志望理由、自己PR、経験を整理し、どこを聞かれても説明できるようにします。
- STEP 3過去質問への要点を作る
一問一答を丸暗記せず、結論・理由・経験・採用後の行動を箇条書きにします。
- STEP 4場面指導を声に出す
安全確認、事実確認、共有、その後の支援を意識して1~2分で説明します。
- STEP 5模擬面接で直す
追加質問を受け、長い回答や説明不足になっている箇所を修正します。
STEP1|東京都の公式情報を読む
最初に確認するのは、東京都教育委員会の教育目標と求める教師像です。
すべてを回答へ入れる必要はありません。自分の経験と重なる内容を1~2つ選び、「なぜ大切だと思うのか」を説明できるようにします。
STEP2|面接票を完成させる
面接票は、短く書けばよいわけでも、詳しく書けばよいわけでもありません。
内容が具体的で、口頭でも説明できることが大切です。提出前に第三者へ見せ、意味が伝わるか確認してください。
STEP3|過去質問への要点を作る
過去質問を見ながら、30秒と1分の2通りで答えられるようにします。
最初は短く答え、詳しく聞かれたら経験や行動を加える練習をしましょう。
STEP4|場面指導を声に出す
場面指導は、頭の中で考えるだけでは話せるようになりません。
状況を一つ選び、「最初に何をするか」「誰と情報を共有するか」「その後どう支えるか」を声に出してください。
STEP5|模擬面接で直す
一人で作った回答は、説明が長い部分や、相手に伝わらない部分に気づきにくいです。
模擬面接では、回答内容だけでなく、話す速さ、表情、質問に合った答えになっているかも確認します。
完成度の高い原稿を作ることが目的ではありません。質問を聞いて考え、自分の言葉で答えられることが大切です。原稿は短いメモに変え、最後は人との練習へ進んでください。
東京都の面接対策でよくある質問
面接時間と面接官の人数は?
過去の実施例では30分程度、面接官3人です。ただし、現行の実施要綱には時間と人数の記載がありません。最新の第二次選考案内を優先してください。
面接の日程は変更できますか?
変更できません。東京都の公式FAQでも、指定された日時に受験するよう案内されています。
場面指導は必ずありますか?
過去の受験情報では、学校現場への対応を問う質問が確認されています。ただし、現行要綱は詳細な方法を公表していないため、「必ずある」とは断定できません。対応問題にも答えられる準備をしておくと安心です。
東京都の教育施策はどこまで覚えればいいですか?
施策名を大量に暗記する必要はありません。教育目標、求める教師像、関心のある取組を確認し、自分の経験や採用後の行動と合わせて説明できるようにしてください。
面接対策はいつから始めればいいですか?
筆記対策と並行して始めます。まず経験の整理と面接票の下書きを進め、第一次選考前から週1回でも声に出す時間を作りましょう。
まとめ|東京都の面接は4つを準備する
東京都の面接対策では、次の4つを準備します。
面接票
どこを聞かれても説明できる
東京都への理解
教師像と自分の考えを重ねる
過去質問
分野別に回答の要点を作る
場面対応
安全・確認・共有・継続を意識する
最初からきれいに話せなくても問題ありません。面接票を作り、過去質問へ答え、声に出して直す。この繰り返しで回答は伝わりやすくなります。
面接対策の全体像から確認したい人は、共通ガイドも合わせて活用してください。
一人で回答を作り続けていませんか?
面接票、志望動機、過去質問への回答をまとめて確認し、東京都の面接へ向けて練習を進められます。
東京都の面接対策サポートを見る参考:東京都公立学校教員採用ポータルサイト「令和8年度東京都公立学校教員採用候補者選考(9年度採用)実施要綱」「よくあるご質問」「教育目標・基本方針・求める教師像」。試験内容は変更される場合があります。受験時は必ず最新の公式情報を確認してください。


教採ギルド代表
福永 真 Makoto Fukunaga
あ、どうも、サイト代表の「福永 真」です。
「教採ギルド(教員採用試験の情報・対策サイト)」では、公立学校の先生になりたい方に向けて、教員採用試験に関する情報を発信しています。
孤独になりがちな教採対策の伴走者として、気軽に活用してください☺️








